上高地→横尾→涸沢→穂高岳山荘→奥穂高岳→涸沢→横尾→上高地

涸沢ルートの詳細

涸沢カールを経由して奥穂高岳を往復する代表ルート。小屋泊計画との相性が高い。

往復CT
17時間42分
距離
35.6km
登り
2,080m
下り
2,080m
難易度
やや難
紅葉期の涸沢カール

涸沢ルートのグレーディング

体力度
7 / 101〜2泊以上が適当
技術的難易度
やや難ハシゴ・くさり場がある/ハシゴ・くさり場を通過できること

ルートの流れ

  1. 上高地
  2. 横尾
  3. 涸沢
  4. 穂高岳山荘
  5. 奥穂高岳
  6. 涸沢
  7. 横尾
  8. 上高地

涸沢ルートの概要

上高地から梓川沿いに横尾まで歩き、本谷橋を渡って涸沢カールへ上がり、ザイテングラートを経て穂高岳山荘、奥穂高岳へ至る穂高連峰の王道ルートです。往路と復路が同じで迷いにくく、涸沢ヒュッテ・涸沢小屋・穂高岳山荘と拠点が揃うため、1泊2日から2泊3日まで日程を組み替えやすい構成になっています。

上高地から横尾までの約10kmは標高差100m少々のほぼ平坦な道で、登山らしくなるのは横尾を過ぎてからです。本谷橋から先で傾斜が増し、涸沢カールに出ると穂高の岩壁が一気に迫ります。涸沢から穂高岳山荘までのザイテングラートは岩稜の急登で、鎖と鉄杭が設置された区間があり、落石にも注意が必要です。

このルートは奥穂高岳を往復して同じ道を戻る構成で、前穂高岳と吊尾根は含みません。前穂高岳を組み込む場合は岳沢ルート(重太郎新道・吊尾根経由)が該当し、距離とコースタイムが大きく変わります。

涸沢は紅葉期に極端に混雑し、山小屋・テント場ともに計画の前提が変わります。ザイテングラートは残雪期と初冬に難度が上がるため、時期によっては涸沢までを目標にする判断も現実的です。

ルートの特徴

登り・地形

本谷橋を渡って涸沢へ上がる登り

横尾 → 涸沢カール地図・行程で見る →

横尾から本谷橋までは沢沿いの緩い道で、橋を渡ると傾斜が増す。屏風岩を見ながら涸沢まで3時間ほど標高を上げ続ける。

景観・自然

涸沢カールに出ると穂高の岩壁が迫る

横尾 → 涸沢カール地図・行程で見る →

本谷橋から登り着いた涸沢は氷河が削った圏谷で、奥穂・涸沢岳・北穂の岩壁が半円に立ち上がる。ナナカマドが色づく紅葉期は小屋もテント場も混む。

岩場・注意

ザイテングラートの岩尾根を鎖とハシゴで越える

涸沢カール → 穂高岳山荘地図・行程で見る →

涸沢から穂高岳山荘へは、ザイテングラートの岩尾根を鎖場と短いハシゴを交えて登る。岩は締まっているが傾斜が長く、同じ尾根を下る復路のほうが神経を使う。

岩場・注意

山荘直上のハシゴから奥穂高岳の岩稜へ

穂高岳山荘 → 奥穂高岳地図・行程で見る →

穂高岳山荘を出るとすぐ2本のハシゴと鎖の急な岩場で、登りと下りが交互に通る幅しかない。その上は浮石の混じる斜面を山頂まで登る。

登り・地形

涸沢に荷を置いて奥穂高岳を往復する日程

涸沢カール → 奥穂高岳地図・行程で見る →

涸沢に泊まり、翌日に奥穂高岳を往復してから下山に入る日程が組みやすい。重い荷を涸沢に置き、軽装でザイテングラートを往復できる。

ルートを区間ごとに見る

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  1. 往路
  2. 復路

合計 17時間42分

標高プロファイル

標高プロファイル1,502m → 3,150m / 35.6km
1,500m1,800m2,100m2,400m2,700m3,000m3,300m0.0km10.0km20.0km30.0km

関連する山

通過ピーク

奥穂高岳

標高 3,190m

アクセス

上高地バスターミナル

バス停・発着。上高地発着ルートの一般的な行動開始地点。

Google Maps

さわんどバスターミナル

バス停・上高地バスターミナル行きシャトルバスの主要乗換拠点。

Google Maps

平湯バスターミナル

バス停・高山・奥飛騨方面から上高地/新穂高へ向かう主要バス拠点。

Google Maps

マイカー規制・駐車場・バス便の詳細。年度で変わる情報が多いため、 登山前に必ず最新の公式交通情報を確認してください。

上高地

マイカー

登山口まで直接進入可否不可。上高地は通年マイカー規制。自家用車・自動二輪は釜トンネルより先へ入れない
マイカー規制通年。釜トンネル以奥が規制区間。各駐車場からシャトルバスまたはタクシーに乗り換える
通行可能期間2026年は4/17〜11/15。冬季は道路・駐車場とも閉鎖

松本側(沢渡経由)

推奨駐車場沢渡(さわんど)駐車場群
収容台数約2,000台(市営5か所 約1,204台+民営8か所 612台の計13か所)
料金普通車 800円/1日
24時間利用可否市営は24時間(自動ゲート)。民営はおおむね5:00頃から
登山口までの移動シャトルバス約30分(片道1,600円/往復3,000円、予約不要)。タクシーは下流側約6,000円・上流側約5,400円、最終乗車18:00

高山側(あかんだな経由)

推奨駐車場あかんだな駐車場
収容台数約850台
料金600円/24時間
24時間利用可否24時間(自動ゲート)
登山口までの移動濃飛バス 約35分(片道1,500円/往復2,800円)

公共交通

最寄拠点さわんどバスターミナル(松本方面)/平湯バスターミナル・あかんだな駐車場(高山方面)/新島々(鉄道接続)
バス会社アルピコ交通(沢渡・新島々方面)、濃飛バス(平湯方面)
運行期間2026年4/17〜11/15
始発・最終(沢渡⇄上高地)沢渡発 5:00〜16:20(4/17のみ7:00始発)/上高地発 7:50〜17:30。所要約30分
始発・最終(あかんだな⇄上高地)あかんだな発 4:50〜16:50/上高地発 7:00〜17:30。所要約35分
始発・最終(新島々⇄上高地)新島々発 5:30〜/上高地発 7:50〜17:55。所要 約1時間45分
予約要否沢渡線・あかんだな線は予約不要。新島々線は予約優先制(予約客から優先乗車)。沢渡経由の白骨・乗鞍方面接続便は2026/9/1以降 要予約

下山後の温泉

営業日・料金・混雑・臨時休業は、出発前に各施設の公式情報を確認してください。

施設情報

さわんど温泉 梓湖畔の湯

時間
4月中旬〜11月中旬 10:00〜18:30 / 冬季 11:00〜18:00(公式確認)
料金
大人750円・子供380円

特徴:沢渡の乗り換え駐車場周辺で立ち寄りやすい日帰り温泉。

通過・関連する山小屋

ルート沿いのトイレ

ルート線から250m以内にある11か所。 トイレの無い区間は最長で約18.4kmです。

起点から場所
0.0km名称の記録なし
0.4km名称の記録なし
0.6km名称の記録なし2か所
3.3kmMyojin Restroom
6.3km徳沢公衆トイレ
6.5km名称の記録なし
10.0km名称の記録なし2か所
15.8km涸沢公衆トイレ
17.2km名称の記録なし

出典は OpenStreetMap(amenity=toilets ほか)。距離は当サイトが描いているルート線の上での位置です。 冬期閉鎖や工事で使えないことがあるため、最新の状況は山小屋・自治体の情報を確認してください。

注意点

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出典

コースタイムは往復の総歩行時間の目安で、休憩時間を含みません。 登山前に必ず最新の登山道情報と地図を確認してください。